「のだめのアレを手抜きで作ろう」

by断腸(ひら吹特殊工作班兼任)

【まえがき】

 2007年、島根県。ここに苦悩する一つの吹奏楽団があった…

 て、例の番組も演出過剰問題で終わっちまいましたし、この文体は妙に疲れるのでフツーにいきますフツーで。

 それは第13回演奏会のお話。ちょうどこの頃流行っていた「のだめカンタービレ」にあやかり、
「今年の演奏会は鍵盤ハーモニカソロのラプソディ・イン・ブルーでシメる!」
と選曲サイドの方針が決定しまして。

 このとき企画スタッフの某が
「あたしマングースの着ぐるみ作るっすvvv」とのたまい、
「おーやりなさいやりなさい」となったまではよかったのだ。ここまでは。

 ところが本番2週間前になって某のたまわく
「本番出れねっすvvvマングースもできねっすvvv」
と、某前首相のごとき突然の丸投げ退陣発言したもんだからさあ大変!

そう、一般バンドの皆さんなら誰でも経験があろう、「予期せぬ逆境」。それはすなわち演奏会直前の風物詩ッ!

 ここに再び、断腸の運命の歯車は少しずつ狂いながら動き始めたのだったのだった。

【その1 下準備をしよう】

先ほどの某に対しては「あー代案も考えてあるし大丈夫よ。ノープロブレム」などとへらへらしながら言ってはみたものの、内心穏やかならずうっわーどないしょどないしょ。とにかく時間がないのである。そのことを踏まえつつ、以下のコンセプトを立てる。

1.少々の耐久性の悪さ、見た目のショボさはこの際やむを得ず。とにかくごまかしてでもワンステージ持てばいい。

2.ひたすら手抜き、金で解決できるなら少々の出費はやむを得ず。

3.針と糸は使わず(てかド不器用なので使えない)、例の如くひたすら小学生の工作スタイルで。

   

とても30過ぎたおっさんの工作とは思えない

 *手抜きマングース製造材料

・パンダ着ぐるみの頭部
 (たまたまヤフオクに出ていた中古を落札)

・クマとか犬とかの着ぐるみセット
 (要は茶色のやつ。ボディを流用する)

・黒手袋

・書道用半紙 100枚入り1袋

・塗料(茶、アイボリー)

・黒ガムテープ(重ね貼りできる布タイプ) 

・障子用ノリ、木工ボンド

・パンスト2足(茶・黒各1)

・バルーンアート用の風船
  またはジェット風船(長いやつ)

・その他:油性マーカー、段ボール、
  裁縫用ゴム、ナイロン補修用シール当

 *所要経費:つかみで\35,000くらい

 

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